ラベル CNN の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル CNN の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

月曜日, 10月 04, 2010

CNNのアンダーソン・クーパー 昼間の新トーク番組に起用される

NYT: Anderson Cooper to Host Daytime Talk Show

CNNのアンダーソン・クーパーは契約更改を済ませた。CNNで平日夜10時(東部時間)に放送している『アンダーソン・クーパー360°』(AC360)のアンカーを務めている。9月にジョン・クラインが更迭しラリー・キングが去る事となった今、クーパーはCNNの顔として機能するだろう。

そんなクーパーはトーク番組 Live with Regis and Kelly の代演をこなし、ABCニュース在籍時代にはリアリティ番組のホストを勤めたこともある。CNNが実施しているイベント『ヒーローズ』のホストでもある。良家に生まれたというのもあるかもしれなが、人受けする愛嬌が魅力と言えるのではないか。番組内で誕生日を祝福されるのだが、その殆どに出たがりの母が出てきて、単にクーパーが顔を赤くする姿が見たいだけなのかと思わせる。

そのクーパーが2011年シーズン(2011年9月)から昼間のトークショーの司会をするという。AC360は引き続き出演する。
どうなんだろう。

制作はCNNが属するタイム・ワーナーグループのワーナー・ブラザーズが行う。収録はニューヨークか。ワーナーのトーク番組といえばエレン・デジェネレス (The Ellen DeGeneres Show) やタイラ・バンクス (The Tyra Banks Show) がある。
ではクーパーが起用される理由とはなんなのか?タイラ・バンクスが終了し(再放送で継続している)、ワーナーはトーク番組のスター候補を探している。とにかく言えるのは昼のトーク番組の女王として君臨してきたオプラ・ウィンフリーが今シーズンで引退する事だ。
オプラが引退することは、放送局にとっては、ローカルニュースへのけん引役が居なくなるという事である。オプラを夕方のローカルニュースの前に放送し、オプラを観た視聴者が引き続きローカルニュースを観てくれることをどのローカル局も期待している。オプラより視聴者の多いテレビ裁判『ジャッジ・ジュディ』も同様の待遇を受けている。制作会社にとってはオプラの時間を狙っているだろう、新番組を投入するか他局から引き抜くかの手を打つだろう。
そこで2011年秋からの来シーズンは新番組がカギを握る。アンダーソン・クーパーはその有力候補となる、という話なのだ。
CNNがメディアコングロマリットに属していたから契約に至れたのだろう。

さて、障壁はどんなものか。
人間関係は色々あるだろうが、1年先なぞ判らない。しかし1年前から判りきっている障壁。それはクーパーがCNNでの仕事で時折ニューヨークから離れる、その一言に尽きるのだ。
『ヒーローズ』はロサンゼルスのコダックシアターで開催する。忘れた頃には国境線から生中継をし、移民問題(犯罪絡み)を取材する、本当に忘れた頃に突然始めるので厄介だが。また2011年からは2012年大統領選挙の共和党候補者選びが始まり、テレビ局は候補者を集めて公開討論会を中継する。2007・08年の候補者選びでクーパーは討論司会者のひとりだったが、今回はどうなのか。
現実に起こる可能性が低い、でもクーパーの威信に関わる最大の障壁は、彼の長期取材をどうするのか、ということだ。
彼は取材が好きだ。ことさら長期取材し続け、滞在を打ち切るタイミングが無い人だ。今年ではハイチ地震、メキシコ湾原油流出事故で数週間現地から生放送を続けた。最も知られた取材は2005年のハリケーンカトリーナだろうか。他のニュース番組がニューオーリンズから撤退してゆくのにクーパーが残り続け復興の出発点に立とうとする姿を追い続けた。ハイチ地震の時は発生翌日の放送でハイチに向かうことを明かし、深夜便でニューヨークを経った。
それが出来無くなるのだろう。「ドタキャン」してトーク番組に出演するゲストを怒らせる事は容易だ。ではドタキャンする裁量は誰が握るのだろう?トーク番組のプロデューサー?AC360のスタッフ?CNNの新社長?それとも彼自身?

トーク番組の司会者としての力量があるのかという疑問は障壁にはならないだろう。リージス・フィルビンの代演をしているし、今年3回、金曜日の放送で客入れしてトーク番組さながらの放送を行った。尤も、普段のAC360では識者へのインタビューや討論を毎日行っているし、それがCNNでは当たり前の光景なのだから。
Read rest of entry

金曜日, 9月 10, 2010

piers morgan cnn

今週、CNNはかねてからの噂を正式に明らかにした。
ラリー・キングがインタビュアーを務めるトーク番組『ラリー・キング・ライブ』が今年の秋に終了し、その後任はピアース・モーガンが起用される。
考えればラリー・キングの進退が噂される頃からピアース・モーガンは有力候補で在り続けた。以前書いた時は触れていないが。

前ニューヨーク州知事、元ニューヨーク連銀総裁のエリオット・スピッツァーが午後8時台に登場する。
Read rest of entry

金曜日, 7月 02, 2010

CNN ラリー・キングライブの後継は? @TVNewser でファン投票を実施中 http://ping.fm/fknOb

UPDATE: ping.fmを利用したら綺麗に日本語文字化け
Read rest of entry

水曜日, 6月 30, 2010

CNN ラリー・キング・ライブが終了へ

29日、CNNのトーク番組『ラリー・キング・ライブ』の司会を努めてきたラリー・キングが引退を表明。この秋にも番組は終了する事が決まった。
1985年から始まった『ラリー・キング・ライブ』では芸能人や政治家・要人へのインタビューを25年間続け、ケーブルニュースの顔として認知されており、映画作品でこの番組とキングが本人役として出演したこともある。同一時間帯のテレビ番組の司会者の最長記録としてギネスブックに認定されているのだという。

この日の放送の直前に幾つかのニュースサイト等が報じている。放送ではキング自身が引退を表明、常連ゲストのビル・マーがフォローする一幕もあった。
76歳と高齢であること、なによりレイティング(視聴率)の低下が著しかったことが終了の要因となっている。キング自身は家族サービスをしたいなと話した。確かにそうだろう、7度目の家庭が怪しくなりかけたのだから(離婚を申し立てて取り下げた)、家族を労るいい時期かもしれない。(ブログが閉鎖される事を考えて、声明文を最後に掲載)

潮時は今・・・
老齢である事とレイティングの低下が重なって今回の決断に至ったのだろう。2000年まではケーブルニュース業界で100万人の視聴者を獲得するのは彼くらいだった。今は違う。午後9時台はFox Newsが放送する『ハニティ&コームス (Hannity & Colmes)』が一番で、ラリー・キングは2番手を追走し続ける、これを7年続けてきた。ところが思わぬ伏兵が現れた。MSNBCが2008年に投入したレイチェル・マドウ (Rachel Maddow)だ。MSNBCが初めてキングと互角に戦い続け、MSNBCがプライムタイムでCNNを打ち負かす奇跡に一役買っている。そして今年、ラリー・キングは顕著に視聴者が離れていった。
老齢である事は同時に契約交渉が近づいていた事とも関わっている。彼の契約期間は2011年6月までで、成績が芳しくないからと、あらぬ噂がたっていた。歳を重ねるごとに引退する可能性は高まるが、実際は少し違う。テレビの世界では70になっても元気な出演者は多く、たぶん本人が宣言しない限り降ろされることはないだろう人物はたくさんいる。キングの場合、成績に関してCNNから無言の圧力があったかもしれない。それでも最終的に判断したのは本人なのだ。なのだが、心筋梗塞で倒れた過去を持つが故に健康面で大丈夫なのか心配してしまう。

インタビュアー
ラリー・キングはCNNを支え続けた。日本語版が「トークの帝王」なんて称しているが、彼はラジオパーソナリティーとしてのキャリアがインタビュアーとしての地位を築きあげた、この事に尽きる。CNNに移るまではラジオ業界に身を置いていた、キャリアはテレビとラジオ半分ずつといったところか。CNNに起用されるきっかけは全米で放送されていた長時間のインタビュー番組と言える。その基本姿勢はテレビに移っても変わらない、視聴者が電話で質問できるという視聴者参加システム「phone-in」に取り入れていたが、これもCNNに持ち込まれていた。
ケーブルニュースの特徴として出演者の性格が番組に直接反映されている事実だ。CNNの顔として、視聴者を掴み続けたのは彼のキャラクターにある。筑紫哲也が久米宏との比較を「北風と太陽(もちろん北風は久米だ)」としていたが、キングはあくまでも太陽だ。政治・経済・犯罪事件から芸能人まで幅広く扱う。同じくキング程でないかもしれないが幅広く扱っているFoxのビル・オライリーはその逆を行く。過度に責めないから不祥事をやらかした人物の釈明の場としてこの番組を使用している、そんな側面もある。

これから先、後任探しが行われるのだろうが、最近CNNはキャスター選びだけでなくコンセプトも新しくしがちだが、今度の新番組はどうなるのだろう。

この日の放送のトランスクリプトをみてたら、後半で元ファーストレディのナンシー・レーガン、リージス・フィルビン (Regis Philbin)、ダイアン・ソーヤーが電話出演した。はなむけの言葉を贈っているが、フィルビンは「サスペンダーが見れなくなるのは寂しいよ」と。ライバルのマドウはTVNewserにコメントを寄せている

Statement from Larry King CNN.com/LarryKing
Before I start the show tonight, I want to share some personal news with you. 25 years ago, I sat across this table from New York Governor Mario Cuomo for the first broadcast of Larry King Live.
Now, decades later, I talked to the guys here at CNN and I told them I would like to end Larry King Live, the nightly show, this fall and CNN has graciously accepted, giving me more time for my wife and I to get to the kids’ little league games.
I’ll still be a part of the CNN family, hosting several Larry King specials on major national and international subjects.
I’m incredibly proud that we recently made the Guinness Book of World Records for having the longest running show with the same host in the same time slot. With this chapter closing I’m looking forward to the future and what my next chapter will bring, but for now it’s time to hang up my nightly suspenders.


Read rest of entry

土曜日, 6月 26, 2010

CNN エリオット・スピッツァーを新番組に起用

6月23日、CNNがキャスリーン・パーカー (Kathleen Parker) とエリオット・スピッツァー (Eliot Spitzer) による新番組を開始することが明らかになった。2008年からキャンベル・ブラウンがアンカーを務めてきた東部時間の平日午後8時からの1時間を任される。ケーブルニュースチャンネルの「顔」が集う時間帯だ。

CNNは5月18日、午後8時に放送している『キャンベル・ブラウン』の終了を明らかにした。1ヶ月が経って新番組の人選が明らかになったが打ち切りにはなっていない、今週こそブラウンは出演していないが、7月いっぱいまでの出演が決まっている。そして誰かしらが「つなぎ」として担当して新番組の開始を待つ。CNN国内放送を取り仕切るジョン・クライン社長が「いつもの」メモが今回もTV Newserなどに掲載されている(全文は最後に掲載)。それには新番組は早秋からの放送となっていて、9月からの新シーズンの頃に放送開始になるのではないかと推測できる。



CNN to Launch Nightly News and Events Discussion Program Hosted by Eliot Spitzer and Kathleen Parker

Pulitzer Prize-winning journalist Kathleen Parker and former New York governor Eliot Spitzer will co-host a spirited, nightly roundtable discussion program on CNN/U.S., it was announced today by Jon Klein, president of CNN/U.S. The new program, set to debut this fall, will air weeknights at 8pm Eastern time.

Spitzer, a legendary prosecutor and progressive governor, and Parker, an iconoclastic conservative commentator, will host a dynamic exchange of opinions and analyses – their own, and those of their guests and regular contributors – on the most important, compelling and amusing stories of the day.

“Other cable news channels force-feed viewers one narrow, predictable point of view; in contrast, CNN will be offering a lively roundup of all the best ideas – presented by two of the most intelligent and outspoken figures in the country,” said Klein. “Eliot and Kathleen are beholden to no vested interest – in fact, quite the opposite: they are renowned for taking on the most powerful targets and most important causes.”

Parker is one of the nation’s most prolific and popular opinion columnists, appearing twice weekly in more than 400 newspapers. A self-described “rational” conservative, she is known to take a common sense approach to life and writes with humor and wit. In May she was awarded the 2010 Pulitzer Prize for Commentary for her political opinion columns, which she launched in 1987 while a staff writer for the Orlando Sentinel. It was nationally syndicated in 1995 and she joined the Washington Post Writers Group in 2006. She has written for magazines including the Weekly Standard, Time, Town & Country, Cosmopolitan and Fortune Small Business, and is a contributor to The Daily Beast. She also serves on USA Today’s board of contributors and writes occasionally for the paper’s op-ed page. In 1993 she won the H.L. Mencken writing award and in 2004 and 2005 she was named one of the country’s Top Five Columnists by The Week.

“As a veteran print journalist, I am appropriately respectful of the challenges posed by the medium,” said Parker. “But I'm thrilled by the opportunity to discuss the issues that matter to me —and that aren't heard often enough on television—in a conversation with one of the nation's most brilliant, fearless and original thinkers. With Eliot Spitzer as my co-host, Wall Street and Main Street will finally meet. It can't possibly be boring.”

Spitzer, a renowned prosecutor and former Governor of the State of New York, is frequently referred to as the “Sheriff of Wall Street,” having prosecuted abuses among major Wall Street firms as well as numerous other industries, both as a young lawyer and as New York State Attorney General. As Attorney General from 1998 to 2006, Spitzer led several high-profile cases battling corruption throughout the financial services sector and led groundbreaking cases in the areas of environmental protection and civil rights enforcement. As Governor, Spitzer restructured New York’s system of education finance, began the process of fundamental health care reform and focused economic development on New York’s upstate economy.

Spitzer was born and raised in the Bronx and is a graduate of Princeton University and Harvard Law School, where he was an editor of the Harvard Law Review. Following law school, Spitzer clerked for Federal District Judge Robert W. Sweet; was an Assistant District Attorney in the Manhattan District Attorney’s office, where he prosecuted organized crime and political corruption cases; and worked at several prominent private law firms. Spitzer is currently a contributor to Slate.com.

“Kathleen is an extraordinary intellect whose sharp observations and wit are certain to resonate with viewers,” said Spitzer. “I look forward to working alongside her in a discussion that will inform, challenge, and entertain. I am grateful to CNN for the opportunity to co-host a show that will advance the discussion of the defining issues of our time.”

---

I’m pleased to announce two new additions to CNN’s prime-time lineup: former New York governor Eliot Spitzer and Pulitzer Prize-winning columnist Kathleen Parker – two incisive, electric commentators who each night will challenge our viewers, and each other, to think in fresh new ways about the most important issues of the day. As you will see in the press release attached below, our new hosts’ backgrounds and perspectives bear obvious differences. But they agree on at least one thing: that honest, vigorous, wide-ranging debate and discussion – driven by facts, not hysteria – is the best means of uncovering the solutions America craves. To arrive at this decision, our Program Development and Research teams identified scores of interesting candidates and spent countless hours evaluating the possibilities. In particular, I’d like to thank Randi Subarsky, Josanne Lopez, and Robin Garfield for their tireless efforts and acute insights. We will now turn our focus toward selecting the best executive producer for this ambitious new show, and set to work laying the groundwork for a successful launch in early Fall. Kathleen and Eliot’s remarkable careers have both been characterized by fearlessness in crusading for the ideas they believe in, confronting powerful interests in the process – and we’re delighted to have them bringing that spirit to the 8 o’clock hour. Please join me in welcoming them to CNN.

Jon
Read rest of entry

火曜日, 6月 22, 2010

CNN メキシコ湾原油流出事故でチャリティー特番を放送

CNNは『ラリー・キング・ライブ』の特別番組として原油流出事故で被害を受けているメキシコ湾岸地域へのチャリティー特番「Disaster in the Gulf: How You Can Help」を放送した。
『ラリー・キング』のスタジオがあるロサンゼルスのほか、NYなどから著名人の募金の呼びかけがあり、原油漂着の被害に遭っている湾岸地域の現状に関するリポートがあり、ディベートがあり、とにかく被害の甚大さを再確認する機会となった。同時にテレソンでミュージシャンの演奏があって、番組の最後をライブで見れたがハービー・ハンコックが「イマジン」を演奏して幕を閉じるところだった。スティングがコンサートで捧げた『フラジャイル』の模様も放送していた。映像電話募金についてはLAにいるライアン・シークレストとキャシー・グリフィンが進行した。両人ともCNNと、勿論番組とも縁のある人物だ。番組のエンディングにおいて約140万ドルが集まったという。
今回のチャリティーへの参加方法は画面下(ローワーサード)に掲載していた。普段は最新ニュースをティッカーで表示しているが、今回は募金の為の電話番号やSMSの番号、フェースブックやCNNのウェブサイト、Twitterのハッシュタグなどを表示し続けた。募金方法で一番簡単なのはSMS番号にメールを送信することで、電話会社から送信代10ドルが徴収されて基金に渡り、それで募金した事になる。テレビ朝日がダイヤルQ2を使用したドラえもん募金と似ている。あと、余談として、CMの最中も表示しており、これはCNNでは異例のことだ。広告主は文句を言わないだろう、と。

この手の特番では出演者は交代で電話番を引き受け、それを目当てに募金の電話を行う人も少なからずいる(9/11の時には及ばないから、あの時は伝説となるのかな)。しかし、多くはボランティアの精神によって募金するわけで、大口寄付を行う人もいる、だから1億円集まったという事だ。原油流出から約2ヶ月。重油流出を食い止めるには夏頃になるのでは、とされている。1日で950万リットルの原油が流出し、これはトップキルという流出口をセメントで塞ぐ作戦が失敗に終わり、その代償として傷が拡がった・流出量が増大したことに起因する。そしてトップキルの失敗と時同じくして、流出した原油は湾岸地域に漂着。
CNNのアンダーソン・クーパーは漂着が早かったルイジアナを取材拠点としているようで、他のテレビニュースもルイジアナを起点に漂着した地域、また予想される地域への取材を行っている。今回のチャリティーでもクーパーを筆頭に看板記者らがリポートを送っている。

CNN.com/LarryKing >> LKL MONDAY: 2-Hour 'Disaster in the Gulf: How You Can Help' special Disaster in the Gulf Auction
CNN.com/Impact >> Volunteers recruited to help in oil spill threat
直近では1月のハイチ大地震の際にラリー・キングの特番としてチャリティーテレソンを放送した。どうも、チャリティー番組のことをテレソンとしているようだが。この時もクーパーはハイチで取材を行っており、特番に顔を見せた。CNNの場合、ジョージ・クルーニーの呼びかけによる放送局の垣根を超えたテレソンを行っていて、この時もクーパーは出演している。

ところで原油流出はオバマ政権に暗い影を落としかねない、それを知っての上で先週の月曜日にテレビ演説を行った。今年11月の中間選挙を前に支持率を落とすようものなら民主党上院は共和党に大敗を期す、1994年の悪夢の再来を想起させるのだ。これまで悪夢はティー・パーティー・エクスプレスであり、グレン・ベックであり、という新しい保守勢力が持ってくるはずだったが、PR能力が欠如したBPの社長が持ってきたようだ。

日本ではナホトカ号の原油流出事故があって、日本におけるボランティアの底力を確認させた。その桁が違う被害がこれから数ヶ月続くことになる。ニュースが伝えることを怠る時、その時からが正念場なのだ。

See also: http://ja.justin.tv/mswhitnews/b/265633498
Read rest of entry

金曜日, 6月 04, 2010

CNN turns 30

CNNが開局したのは1980年6月1日東部時間午後6時。CNNは30歳を迎えた。
とにかくCNNの成功によって24時間ニュースチャンネルは世界中で放送されるようになった。黎明期の80年代、アメリカ国内ではライバルのサテライトニュースチャンネルが登場するが2年で閉局。
86年のチャレンジャー爆発事故や湾岸戦争の独占中継はCNNの代名詞と言っていい。CNNにとって最大のセールス活動は生中継をし続けることだった。3大ネットワーク・ABCニュースの記者がバグダッドから第一報を伝え、使用した電話網と共にその役目が吹っ飛ぶ。時間の制約がない24時間ニュースはCNNとその姉妹チャンネルCNN2(後にCNNヘッドラインニュースを経てHLN)の独壇場となった。

そのCNNにも敵が登場する。国内で言えば共和党支持者・保守層をテレビニュースに振り向かせたFoxニュース。海外に目を配れば湾岸戦争がきっかけでニュースチャンネルを設立したとされているBBCワールド。そして忘れてはならない敵がビジネスニュースチャンネルとして成功したCNBC。
CNBCは土俵が違うが、海外で放送するCNNインターナショナルはちゃんとライバルとして意識しており、CNNIは一時期ビジネスニュースに大きく舵を切った時期がある。国内において、2000年のドットコムバブルで固定客を掴んでCNNを負かせた事があった。もう国内では脅威とは認識しないだろう、CNBCを敵に回して設立したCNNfnが7年で姿を消したことを除けば。2000年からCNNは、レイティングで追い抜いていかれたFNCと対決する。2002年からCNNは追い抜けないでいる。緊急報道や選挙特番でFNCに勝てるだけであって。

そして30年目はプライムタイムの低迷に本当に悩む。万年3位のMSNBCに負け、妹のHLNにさえ勝てない日がある。その結果、5月18日に午後8時のニュース番組『キャンベル・ブラウン』の終了を発表した。後継はまだ決まっていないが。9時の『ラリー・キング・ライブ』は約20年前の水準に落ち込み、現在の焦点は1年後の契約更改だ。10時の『アンダーソン・クーパー360』も冴えない。プライムタイム以外の時間帯はまだCNNが2位を維持しているが、5月のMSNBCプレスリリースでは6時と7時もCNNを上回ったとしている。

CNNは迷走している。それはケーブルニュース産業の現場を表しているのか?アメリカの24時間ニュースチャンネル特有の問題なのか?
Read rest of entry

土曜日, 1月 16, 2010

クリントンとブッシュ、2人の元大統領が揃って日曜のトーク番組に出演

12日、中米カリブ海のハイチで地震が発生した。地震の規模は阪神淡路大震災に匹敵する程度だったという。経済的に豊かでなく地震対策が講じられていない地域で発生する地震は地域住民に甚大な被害を与える。顕著なのは犠牲者の数が計り知れない事だ。中国の内陸部・四川で起きた地震もそれを示している。

1月17日は阪神淡路大震災の地震発生日、今年で15年経つ。同じ日、アメリカの日曜のトーク番組ではハイチで起きた地震がテーマの一つになるだろう。人選から見てもそうだ。
42代大統領のビル・クリントンと43代大統領ジョージ・W・ブッシュが揃ってテレビインタビューに出演するという。FishbowlDCによれば、メジャーABC・CBS・NBC・Foxでの出演が決まっている(UPDATE 結果的にCNNもインタビューを収録している)。テーマは震災に見舞われたハイチについて。クリントンとブッシュは16日土曜日にバラク・オバマ大統領と面会するといい、この前後に各局のテレビインタビューを収録するのだろう。

アメリカの大統領は引退してから1-2年はなかなか公の場に登場出来ない。ブッシュが大々的に登場する初めてがこれではないか。任期中の整理に迫られるのだ。任期中の公文書を保管する大統領図書館なるものを建設するし、その為にも回顧録の執筆や講演会をこなす。そこからは大統領経験者として慈善活動をしたり、隠遁生活したり様々だが、ブッシュはまだ整理がまだまだという時期であり―図書館の完成は3年は先だろうし―、まだテレビインタビューには登場しないだろう。
しかし、表現は悪いが、ハイチで起きた地震はブッシュがメディアに顔を出す機会となった。表現が悪いが「こんな時こそ出演しないでどうする」と。

UPDATE:クリントン/ブッシュは共に「クリントン・ブッシュ ハイチ基金」を設立している。

ハイチへ辿り着くのに時間がかかる事で、救助や救援は難航しているようだ。これからも救援が必要になるだろう。テレビが出来ることの一つにテレソンがある。24時間テレビのように番組内で募金を呼びかけるのだ。アメリカで代表的な9/11における『アメリカ・トリビュート』は伝説の番組と言っていい。
ジョージ・クルーニーが22日にチャリティー番組の放送を企画している。MTVで立ち上がった企画は3大ネットとCNNの同時放送が決まっており、同時放送するチャンネルはもう少し増えるだろう。何十万人の犠牲者が出るのではないかといわれた。はっきりしないことが事態の深刻さを思い知らされる。
Read rest of entry

火曜日, 12月 29, 2009

2009 review in CNN: 低調から脱出できるか?

2009年のCNNはプライムタイムの弱さが克服出来ていない事を露呈した1年間だった。
2000年から本格化したFox Newsとの視聴率争いはFox Newsの完璧なラインナップに立ち撃ち出来ずにいた。2005年に統括するようになったジョン・クラインはFox Newsの個性や主張の強い番組作りとは袂を分かつ。
結果として2008年の選挙シーズンでCNNは潜在能力とその強さを発揮した。

しかし、イベントが無い平時のニュース番組はどうか。365日のうち祝祭日を除いた平日は250日あるとして、緊急ニュースや大統領記者会見などイベントは30日あるとして、それでも少なくても200日は平時の報道番組となる。
その200日が弱い。確かに視聴者はついてきてくれている。この何年かは横ばいで推移して、イベントがあれば大きくレイティングを伸ばす。2009年7月のマイケル・ジャクソン報道でレイティングが上昇したが、一時的なものに終わった。
一方でライバルはじわりじわり着実にレイティングを伸ばしており、そして彼らはジョン・クラインが袂を分かった筈の、個性や主張を全面に出した番組たちだった。目下の課題は万年3位のMSNBCとCNNの姉妹局HLNに本当に追い抜かれてしまわないか。
2010年初頭のプライムタイム(8-11時)はキャンベル・ブラウン(Campbell Brown)、ラリー・キング(Larry King)、アンダーソン・クーパー(Anderson Cooper)で変更はない。

一方で、CNNは3時-8時を変える予定。3時台『CNNニューズルーム』を担当しているリック・サンチェス(Rick Sanchez)が4時台にも進出。『Rick's List』とタイトルを変えた2時間番組として開始する。この番組名をどこかで聞いたことがあると思っていたら、Twitterのricksanchezcnnアカウントのリスト機能を「Rick's List」と呼んでいた。Twitterアカウントに送られてきた「つぶやき」を番組に反映させて注目を集めたが、この姿勢がどこまで還元出来るだろうか。これに伴ってウォルフ・ブリッツァー(Wolf Blitzer)の『シチュエーション・ルーム』は2時間に短縮される。サンチェスと同じ2時間、予算はブリッツァーの方があるだろうに。2012年の選挙シーズンには放送時間を拡大させるのだろうか?
また、ルー・ダブス(Lou Dobbs)の辞任で穴の開いた午後7時台はレイティングが下降している。その後任はマジックウォールのジョン・キング(John King)が担当する事が決まっている―番組名はまだ決まっていない。ジョン・キングは日曜の『ステート・オブ・ユニオン』を担当しているが、別のアンカーが担当するらしい。
今回はジョン・キングとリック・サンチェスの昇進が目立つ格好だ。
実際のところ、プライムタイムの「伸び」が弱いCNNだが、日中は堅持している。絶対2位だが、決してFox Newsに勝てないのがミソでもある。日中の『ニューズルーム』はアトランタから放送するが、フルHD撮影とスタジオセットのリニューアルをいつするのだろうか?

一方でCNNは独自にイベントを企画するが、その効力を心配する。
平日のプライムタイムに編成するドキュメンタリーシリーズ、2007年開始の『プラネット・イン・ペリル (地球の危機)』、2008年開始『ブラック・イン・アメリカ』に続き、2009年に『ラティーノ・イン・アメリカ』を放送した。放送する意義はあるが、直接レイティングに反映されない。ドキュメントの視聴者は年々減っている、反映されるのはCNNに対するイメージか。
ドキュメントも第2弾・第3弾と放送出来るか。『ラティーノ』は『ブラック』より悪かったようだが。一方で今年『地球の危機』は放送していない。
そして2007年から続く『CNNヒーローズ』、これをキャンセルする事はまずない・・・のだろうか。これこそイベント色120%だ。
Read rest of entry

水曜日, 11月 18, 2009

YouTubeで振り返るダブスとCNN


契約途中の今回の騒動。辞任なのか、解任なのか、見方によって憶測は変わる。辞任ならダブスが人権団体の圧力に屈した格好、解任ならCNNが根をあげた格好だ。ただ、ダブスの居場所が無くなった事だけは事実だ。

先週12日の木曜日、ウォルフ・ブリッツァーが4時間『シチュエーション・ルーム』を放送した。おまけの4時間目に突入する手前、その4時間目(午後7時台)をジョン・キングが担当する事を話題にして、最近の放送中のハプニングを取り上げた。

トピックとしては
(1)同性婚反対を公言して以来「お騒がせキャラ」扱いの元ミス・カリフォルニアがCNNのラリー・キングでプッツン
(2)Fox Newsのショーン・ハニティが、番組で使用したフッテージが間違っていたのをジョン・スチュワートのコメディ番組に指摘され放送中にお詫び
(3)CNNのルー・ダブスが突然の辞任
(オチ)NBCトゥデイの子供リポーターコンテストで優勝者が喜び余ってパニクった


金曜日は退役軍人のドキュメンタリーで、月曜からはジョン・ロバーツをはじめとしたメンバーが持ち回りの『CNNトゥナイト』を開始。エリカ・ヒルやトム・フォアマンなどが予定されている。

ルー・ダブスと同じスタジオで、音楽は『CNNニューズルーム』などからの使いまわしで対応している(右のクリップの冒頭にエンディングシーンがある)。番組名だって同名で2000年に放送していた事がある。ニューヨークに残されたスタッフも引き続き参加するだろうが、新番組がワシントンから放送するのかジョン・キングがNYに引っ越すのか、全くの白紙だ。

ダブスは月曜の『オライリー・ファクター』に出演。翌朝NBCの『トゥデイ』、水曜日は先述したジョン・スチュワートの『デイリー・ショー』に出演する。他にもプリントメディアなどインタビューに応じ、挨拶代わりのメディア行脚が始まった。


ところでヒスパニックからの抗議もある。ダブスは移民政策に関しては容赦ない、いわゆる伝統的保守のスタンスである。

Read rest of entry

金曜日, 11月 13, 2009

CNNダブスの後任はジョン・キング @JohnkingCNN in for @LouDobbsNews

11月11日にルー・ダブスが「CNNを降りる」と発言して、CNNを去った。
あまりに突然の出来事だったが、ちゃんと後任は見つかっている。ジョン・キングだ。
12日木曜はウォルフ・ブリッツァーの『シチュエーション・ルーム』を1時間拡大して放送。13日は予定してあった退役軍人デーにちなんだドキュメンタリーを放送する。翌週以降はまだ未定だが、持ち回りで対応するのだろう。

ジョン・キングは日曜朝の『ステート・オグ・ザ・ユニオン』を担当して、毎週どこかの州で市井の人たちと井戸端会議よろしく座談会をするのがお約束で、それも年明けころで50州を制覇する。ジョン・キングは年内は日曜朝を担当し、年明けいつかは未定だが夜7時を担当する予定だ。
Read rest of entry

木曜日, 11月 12, 2009

ルー・ダブス、CNNから離脱

それは突然やってきた。
CNNで問題児扱いされていたルー・ダブスが11日の放送でCNNを辞める事を明らかにした。スタッフらには当日リークがあり、放送直前にNYTimesのメディアデコーダー降板を速報し、TVNewserでもCNNや関係者の反応を交えて掲載している。

とても、あっさりとした幕切れだった。CNNの開局当日から働く唯一のアンカーマンはCNNから姿を消した。

YouTuberのアップロード映像で声明を披露。スクリプトを一番最後にメディアデコーダーの書き起こしを転載するが、半年前のBirtherコメントが尾を引き風当たりが強く、居たたまれなくなったのだろう。それ以外思い当たる理由はあるだろうか。CNNはどう思うか。ジョン・クラインは早速はなむけの?コメントを出しているが。開局以来のパーソナリティーだったダブス。ビジネスを専念するとか言って一時期CNNを離れたが、結局CNNは彼の復帰を懇願した。今度はどうだか。
いくら今年に入って、というかBirtherコメント以来数字は思わしくなかった。あれを機に視聴者数は減ったのだ。

ただ。ただでさえ面子の揃わないCNNといえる今。ルー・ダブスが担当していた7時台、これを誰が担当するのだろうか。TVNewserの情報ではCNNの編成担当はリック・サンチェスの放送を1時間増やして3-5pmとし、ウォルフ・ブリッツァーの『シチュエーション・ルーム』を1時間繰り下げて5-8pmとするようだ。しかし、これが一時しのぎなのか、正式にしばらくこの体制で行くのか分からないし、レイティングに変化が現れるかも未知数だ。

一方で、1年前の10月を振り返ると、グレン・ベックがCNNのヘッドラインニュース(HLN)を降りてFox Newsに移籍することを発表した。この時点でベックのHLNでの放送は中止になり、代わりに暫定としてジェーン・ベレス・ミッチェルがホストの席に就いた。彼女は現在も担当し、開始から固定視聴者の上乗せに成功している。

そして、ベックの事例からもすぐ思い浮かぶのは、既に噂されているダブスのFoxへの移籍だ。この数ヶ月でドン・アイマスの新番組に加えてABCの20/20で知られるジョン・ストッセルも加入。ストッセルが経済記者だったなんてこの時初めて知ったが。これでFox Business NetworkもCNBCの尻尾を捕まえられる事が出来そうな状況を着実に近づけている。


ダブスはしばらくCNNが制作に関与しないラジオ番組の放送のみで活動を続けると言う。
しかし、彼のCNNのウェブサイトはいつリンク切れになるのだろうか?


Lou Dobbs announcement on Lou Dobbs Tonight
This will be my last broadcast here on CNN, where I’ve worked for most of the past 30 years, and where I have many friends and colleagues whom I admire deeply and respect greatly.

I’m the last of the original anchors here on CNN and I’m proud to have had the privilege to helping to build the world’s first news network.

I’m grateful for the many opportunities that CNN has given me over these many years. I’ve tried to reciprocate with a full measure of my ability and my energy.

Over the past six months it’s become increasingly clear that strong winds of change have begun buffeting this country and affecting all of us, and some leaders in media, politics and business have been urging me to go beyond the role here at CNN and to engage in constructive problem solving as well as to contribute positively to the great understanding of the issues of our day. And to continue to do so in the most honest and direct language possible.

I’ve talked extensively with Jonathan Klein — Jon’s the president of CNN — and as a result of those talks, Jon and i have agreed to a release from my contract that will enable me to pursue new opportunities.

At this point, I’m considering a number of options and directions, and I assure you, I will let you know when I set my course. I truly believe that the major issues of our time include the growth of our middle class, the creation of more jobs, health care, immigration policy, the environment, climate change, and our military involvement, of course, in Afghanistan and Iraq.

But each of those issues is, in my opinion, informed by our capacity to demonstrate strong resilience of our now weakened capitalist economy and demonstrate the political will to overcome the lack of true representation in Washington, D.C.

I believe these to be profoundly, critically important issues, and I will continue to strive to deal honestly and straightforwardly with those issues in the future.

Unfortunately, these issues are now defined in the public arena by partisanship and ideology rather than by rigorous, empirical thought and forthright analysis and discussion. I’ll be working diligently to change that as best i can. And as for the important work of restoring inspiration to our great free society and our market economy, I will strive as well to be a leader in that national conversation.

It’s been my great honor to work with each and every person at this wonderful network. I will be eternally grateful to CNN, to Ted Turner, and to all of my colleagues and friends, and of course to you at home. I thank you, and may God bless you.
Read rest of entry

水曜日, 11月 04, 2009

CNNアブダビ @CNNAbuDhabi、始動

今年、CNNインターナショナルにとっては変革の年だ。スローガン「Go Beyond Border」へ変更、相次いで新番組を投入。そして新しい編集拠点を誕生させた。それが中東・アブダビだ。

11月2日からの1週間、インタビュー番組『アマンプール (Amanpour)』をアブダビから放送。3日、アブダビから放送するニュース番組『プリズム (Prism)』がスタートした。日曜(45分間)と月曜から木曜(30分間)の放送と少々変則的だ。テーマ音楽は通常のニュース番組『ワールドリポート』と同様の仕様だ。
スタン・グラントが『プリズム』のアンカーを担当する。グラントは2001年からCNN香港スタジオでアンカーを担当。CNNから離れた後、オーストラリアSBSに移籍するがCNNに記者として復帰、アフガンやパキスタンなど南アジアを拠点とした。そして今年さらに西へ移動し、アジアの西端・アブダビでアンカーに復帰することになる。

CNNは21世紀になって、アラビア語圏を意識することになる。アルジャジーラの存在だ。
アルジャジーラはアブダビから少し離れたカタールの首都・ドーハに拠点を置く放送局だ。アラビア語で最初に成功したニュース放送局であり、中東のアラビア語圏で人気を誇っていた。それが2001年9月11日のテロ事件で首謀者とされるオサマ・ビンラディンの声明テープをアルジャジーラが手にすることになる。
ビンラディン・テープ以後、アメリカ政府はアルジャジーラをけん制し、アメリカメディアもけん制する。一方でアルジャジーラのインタビューを受け入れる。アメリカの対テロ戦争のアピールとなるとして。
日本ではビンラディン・テープを機に一目置かれる存在となるのだが。

これ以降、CNNはアラビア語サイトCNNアラビックを開設。BBCがアラビア語放送を再挑戦したが、CNNはアラビア語放送は行っていない。一方、英語番組で中東地域の風土や時事問題に焦点を当てた『インサイド・ミドルイースト (Inside the Middle East)』やビジネス番組『マーケットプレース・ミドルイースト (Marketplace Middle East)』を開始した。所詮ロンドンを拠点としている事には変わりなく、アメリカが関心を持つ中東ニュースと言えばイラク戦争やパレスチナ/イスラエル問題程度しかないのだった。

そして、中東からデイリーのニュース番組を開始するに至り、アブダビのtwofour54とパートナーシップを結んだ。twofour54が設けたビル内にCNNが入居。BBCやフィナンシャル・タイムズも入居するという。
アブダビはカタールやドバイと同じく、オイルマネーバブルで注目される国だ。CNNがアルジャジーラを意識するなら、カタールと競争するならちょうどいい国だ。なにせ、アルジャジーラは長年アブダビも属するアラブ首長国連邦(UAE)から執拗なまでの嫌がらせを受けてきたのだから。

放送時間もちょうどいい時間だった。アジア圏とヨーロッパ圏のプライムタイムを挟む、現地時間の午後9時。エジプトは19時、フランス(CET)18時、イギリスだと17時からになる。中東の話題を中心に放送するのだろう。これが軌道に乗れば朝の時間帯を目論める。『アンダーソン・クーパー』のあとの2時間、香港から『ワールド・リポート』を放送しているが、これをアブダビからの放送にすればアブダビ午前8時、エジプト午前6時からだ。ただ、中東地域はサマータイムの導入が国によって異なってくる。案外ややこしい。10年前なら地域によってスケジュールを調節していたが、それをするだけのメリットがあるのかも気がかりだ。

いずれにしても中東は重要な地域だ。たとえばアートシーンでは「オイルマネー」のおかげで、ミュージアムバブルとでも言うべきか、この数年で数多くの美術館が建設される。それもルーブルやグッゲンハイムなど著名美術館が暖簾分けとして進出する形で、美術品を買い占めなくても欧米の美術館が抱え展示しきれないコレクションを借り切る形式が目立つ。経済成長を背景に、社会や文化面で中東は注目を浴びる。そしてそれが経済成長を背景に出来るなら、マルチチュードが世界をリードするかもしれない。そのマルチチュードは国境を越えた情勢に精通し、そうなろうとしている。
こうした中東事情をいち早く世界に伝える機能を担う事は可能だ。既存の番組群が果たす役割がそうだからだ。CNNのアピール次第では英語も理解出来るマルチチュードを取り込む事が出来るだろう。が、アラビア語の方が市場規模が大きいので過度に期待できない。
一方で国同士の関係はパレスチナよろしく、困難も抱えている。それはアブダビの外でおこっている事だ。

これまで通りにロンドンやアトランタのCNN本部で放送した方が情報も集まるだろうし、中東に散らばる支局や特派員との連絡も取りやすいだろう。アブダビとのネットワーク構築は運用して慣れる事が最善で最良な手段だ。また、CNNの遊軍記者たちは中東に拠点を置いていない。
アブダビで放送する事は「CNNは中東に注目しています。」と言うアピールの為だけにならず、放送する事で生み出される意義を見出す。これは果たして何なのだろうか。それがランニングコストを計上しても利益になるものになるのだろうか。
アジア・太平洋地域同様に、中東もアブダビに拠点を置けばそれで良い、という発想では一筋縄にはいかない。


Read rest of entry

金曜日, 10月 16, 2009

CNNインターナショナル 'GO' beyond border

2001年9月11日の出来事をどれだけ覚えているのだろうか。私たちはどれだけ憎悪の壁を知っていただろうか。世界は9月10日にCNNインターナショナルがブランドを再構築した事も覚えているだろうか。ウィキペディアに書いた張本人として、そう思う。どうだっていいことだ。CNNインターナショナル(CNNI)は壁を乗り越えることが出来るのだろうか・・・

2009年9月21日からCNNIはブランドイメージを一新した。2001年3月の「Be the First to Know」 に代わるスローガンとして「Go Beyond Borders」 を採用した。これまでは速報性や信頼性に重きを置いていたが、これからは境界を越えてゆく、というメッセージになる。それは視聴者の国境や宗教・人種などの境を越えるという事と、テレビ・インターネット・モバイルとプラットフォームを越えるというのにも兼ねている。

今回はスローガンの変更と共に、番組ラインナップの変更を行っている。その目玉がアマンプールの起用だった。CNNの海外取材における記者の代表格として、ドキュメンタリーの制作やCBS『60ミニッツ』の外部記者を任されるなど、内外において「CNNの顔」だったクリスティアン・アマンプール。彼女をインタビュアーに起用。9月21日に始まった『アマンプール (Amanpour)』は2009年の年始から計画されていた。週5日、30分の番組はアジア・ヨーロッパ地域のプライムタイムにそれぞれ放送。1回目はアジアむけ(8pHK/2pCET)で、2回目(3aHK/9pCET)はたまにアメリカ国内のCNNでも放送するらしい。ほか、週末に放送する1時間のダイジェスト版はCNNアメリカでも放送する。日本なら午後9時に放送する(冬期は午後10時)。
また、長らく『ワールドニュース』として放送していた定時ニュースも変更。ワールドニュースは『CNNトゥデイ』や『ワールドニュースアジア』など放送時間に応じて番組の細分化を行っていたが、これらすべてを『ワールドリポート (World Report) 』に統一。従前の『ワールドリポート』は『ワールドビュー (World View) 』と番組名を差し替えた。『ワールドビジネスリポート』もグラフィックを更新している。
スローガンの変更や『ワールドニュース』を廃止して新しいタイトルへ移行したのは大きな転換点を迎えた事を示唆する。
WR, Amanpour, WBR, ‘Go Beyond Border’ promo



2009年はCNNにとって久しぶりとなるテコ入れの年となった。年初にはCNNアメリカに倣ってグラフィックデザインを変更。段階的にヨーロッパのプライムタイムに新番組を投入。リチャード・クエストの『クエスト ミーンズ ビジネス (Quest Means Business/8pCET) 』(1月26日)、ハラ・ゴラーニの『インターナショナルデスク (International Desk/6pCET) 』(2月2日)、ベッキー・アンダーソンの『コネクト・ザ・ワールド (Connect the World/10pCET) 』(4月20日)とスタート。取材の裏側に迫る『バックストーリー (BackStory/11pCET) 』は2008年10月に開始している。

Quest, IDesk, Connect, BackStory



2008年以降、『ビジネス・インターナショナル』の放送回数が減少し、『CNNトゥデイ』など平日に放送していた番組名を週末にも放送する―が、週末は一貫してアトランタから放送する。中断して『ワールドスポーツ』を放送するなど、3時間ブロックとして放送する存在意義が失われる。それまでの『ワールドニュース』とはたいして変わりない。いろんな番組名を抱えるが、どこのスタジオから放送するか、アンカーが誰か、タイトルがどうかの違いに過ぎなくなってきた。だからか、『ワールドリポート』と番組名を統一したが、このタイトルは従前のものと重複する。CNNが提携関係を結ぶ世界中の放送局のニュースリポートを紹介する『ワールドリポート』は2001年の同時多発テロ以降に放送回数を多くしたが、その後平日から週末のみの放送になった。そして新たに『ワールドビュー』としてスタートを切った。

CNNの親会社タイム・ワーナーはアメリカ企業であって、本部CNNセンターはアトランタにある。しかし、無意識にいるとアメリカの価値観しか持ち合わせず、アメリカのプロパガンダに陥る。その為か、CNNIはアメリカナイズという偏見から抜け出そうとしている。
開局当時から100%自主制作をしていたわけではない。CNNアメリカの番組で埋め合わせをし、現在もCNNアメリカが制作するニュース番組を放送している。『ラリー・キング・ライブ』が古株で、2008年にはアメリカ政治ニュース『シチュエーション・ルーム』を開始した。
その一方で進むのは多極化だ。『ワールドリポート』―改名して『ワールドビュー』はアメリカ以外のニュースリポートを放送。ロンドンと香港にスタジオを置き、そこからヨーロッパ・アジアの朝晩のプライムタイムを狙って番組を組む。中東やアフリカをテーマにした番組もあれば、世界中を行き交うビジネスマンに焦点を当てた番組も作る。2000年からビジネスマン・トレーダーを相手にビジネスニュースを強化。この時にクエストが起用され、ロンドンスタジオが重要になってゆく。2009年にはヨーロッパのプライムタイムに新番組を投入、ベテランを相次いで起用した。

さて、CNNIのスローガンはビヨンドボーダー。CNNはボーダーを超えようとしている。壁であり、境界でもある。それはCNNが超えるだけではない。CNNと超えるのだ。誰と超えるのか?これが鍵だ。その特定の集団と共にしたら、その集団はCNNについてくる。まずは国際問題を意識する集団だ。常に国際情勢に関心がある人々が自国のニュースを見ずにCNNを見る。2009年の新番組たちはほとんどニュースリポートとインタビュー、二手から分析する。そういえば過去に『インサイト (Insight with Jonathan Mann) 』や『Q&A (with Riz Khan) 』などがあった、これらは30分番組で、今度は60分が多い。『アマンプール』はインタビューのみで構成するつもりだし、取材の際は現地でインタビューを数多く行うのだろう。
次に肝心なのがビジネスマン。中東やヨーロッパで国境を越えた市場で仕事するビジネスマンだが、彼らが率先してCNNを見るとは限らない。だからCNNは率先して番組を作るのだ。それがこれまで触れた番組群であり、他に『マーケットプレイス・ミドルイースト (Marketplace Middle East) 』がある。そしてCNNを世界中の主要ホテルで視聴可能できる。

前述したがCNNは2000年にビジネスニュースを強化した。ヨーロッパ/アメリカのマーケットに合わせて番組を編成した。この当時、視聴者数ではCNNIよりCNBCアジアの方が勝っていた。そうCNBCアジアが宣伝していたのだが、ヨーロッパは分からない。経済専門のCNBCの戦略には需要があり、成立する。だからCNNIはビジネスニュースに乗り出した。しかし、イラク戦争がひと段落し、ビジネスニュース路線は後退していった事を、 YouTubeのコメントでおちょくられている。『ビジネス・インターナショナル』のオープニングを投稿したjameshhjhが「(CNNは)ビジネスというけど、ビジネスニュースがない」というが、実際にそのとおりだった。ビジネスニュースの頻度が低下していったので『インターナショナル』は2008年に番組名を変更している。
Business International


CNNIの改編はひとまず終わったことだろう。アジアのプライムタイムは『アマンプール』の先行放送があるくらいか。ジム・クランシーが『The Brief』として再スタートしていているが、これがアジアプライムにあわせたものか、微妙でもある。

The Brief (2009)
Read rest of entry

月曜日, 10月 12, 2009

CNN in Crossfire

CNNのレイティングは全くよろしくない。雲の上の存在となったFox News(FNC)はさておいて、MSNBCとCNNの姉妹局HLNと2位争いを行っている。
日中はCNNが2位を確保しているが、早朝はMSNBCと互角、夕方からプライムタイムはMSNBCに押され気味。プライムタイムはHLNも互角の戦いを見せている。ざっとこんなかんじか。
そして、FNCは保守寄り、MSNBCはリベラルだという色眼鏡で見られる中でCNNは違う道を選んだ。FNCのビル・オライリー (Bill O'Reilly)のようなパンディットに頼らず、記者リポートを軸におこうとしたのだ。2004・2005年にはジュディ・ウッドルフ (Judy Woodruff)がCNNを離れて長寿の政治トーク番組『クロスファイア (Crossfire)』や『キャピタル・ギャング (The Capital Gang)』が終了に至り、『シチュエーション・ルーム (The Situation Room)』が誕生している。
CNNはBest Political Team on Televisionと銘打った記者・コメンテーター陣のおかげか、民主党の勢いが勝っていたか、2008年前後の政治イベントに強さを発揮したが、それ以外の300日以上の「普通の日」はライバルを相手に埋没してしまった。顕著なのが午後8時台(ET東部時間)だ。
2002年にコニー・チャン (Connie Chung)を起用、2003年からはポーラ・ザーン (Paula Zahn)と、過去にライバルのCBSやFNCで活躍した人物を起用し、ゲストトークもあるが記者リポートもきっちり忘れていない。しかし、ライバルでCNNより格下と思っていたMSNBCのキース・オルバーマン (Keith Olbermann、2003年から現在まで)やHLNのナンシー・グレース(Nancy Grace、2005年から現在)が長続きしている。オルバーマンはブッシュ批判を強めた2006年から人気を得ている。
CNNは2007年にザーンを解雇、つなぎ番組を挟んで翌年、NBCのキャンベル・ブラウンを起用して選挙をメインに据えた政治ニュース番組をはじめることになったのだ。

Mediaiteがまとめた、2009年9月の月間レイティングによれば、午後8時の2位争いはMSNBCのオルバーマン(112.1万人)が制し、HLNグレース(82.3)、CNNブラウン(72.7)となっている。忘れてならないのはFNCのオライリーは348万人もいるのだ。いまのところ3位争いで接戦の状態が続き、ブラウンは引き続き番組を担当している。

そこへ、唯一の救いとなるのか?すぐに忘れ去られた話題がある。メディアビストロが運営するブログサイトFishbowlLA報じたのはCNNはクロスファイアを復刻させようと人選をしている、というものだった。

#Crossfire
CNNの実は数少ない長寿番組のひとつがクロスファイアだ。番組冒頭でアナウンサーが「オンザレフト ポール・ベガラ、オンザライト、ロバート・ノバック」と出演者を紹介するのだが、番組は右寄り・左寄りのコメンテーターがそれぞれ登場する。それぞれの立場・意見に基づいてニュースをコメントし、ゲストを交えながら意見を戦わせるのだ。

1986年の映像はシンプルだが、テレビ番組のテクノロジーの向上によって華やかになってゆく。また、有名人が出演すると記録に残りやすいようだ。『デイリーショー (The Daily Show with Jon Stuart)』でニュースキャスター役を演じるコメディアンのジョン・スチュアートをゲストに迎えた回も記憶に残る回だ。既存の概念を批判するのが得意なスチュアートは番組の左右に分かれたロールプレイに疑問を呈する。ウィキペディアを読み返すとiFilm経由で400万回以上再生されている。YouTubeでも230万回を数える。


結局、この当時のCNNの潮流としてトーク番組が冷遇を受けた時期だったこともあり、キャンセルとなった。
2009年の今のCNNも馴染みのゲストなどを囲んだトークコーナーを設けて、クロスファイアよろしくバランスをとったキャスティングがなされている。しかし、トークやインタビューは番組を構成する上でのひとつの要素に過ぎず、あくまで添え物としてしか機能しない。それに、他局の方がよく喋っている。CNNは本当にクロスファイア形式のトーク番組はカムバックさせるのだろうか?

ちなみにFishbowlLAでの話では、何人かの候補者を挙げている。
左サイドはラジオパーソナリティーやCNNでよく見かける顔が多い。
スティーブ・スミス (Steve A. Smith) ESPN
チャンク・ユーガー (Cenk Uygur) Radio host, The Young Turks
ローランド・マーティン (Roland Martin) CNN
エロル・ルイス (Errol Louis) CNN
対して右サイドはラジオパーソナリティーが候補に挙げられている()
ロー・コン (Roe Conn) WLS (シカゴ) 'The Roe Report'
ジョー・ワトキンス (Joe Watkins) 元WPHT (フィラデルイア)
スティーブ・マーツバーク (Steve Malzberg) WOR (ニュージャージー/ニューヨーク)
ジョー・パグス(パグリアルーロ) (Joe Pagliarulo) WOAI & KPRC (テキサス)
Read rest of entry

火曜日, 9月 29, 2009

アドレス短縮化(tiny)は今に始まったものではない

アメリカのテレビニュースの追っかけをしていると、記者や幹部らのTwitter利用が進んでいる事に目がいく。
それでTwitterを利用していると、今度はTwitterでの短縮アドレス(Shorten URL)の利用の多さに目がゆく。

メジャーなものではTinyURL (http://tinyurl.com)やBit.ly (http://bit.ly)だろうか。Windows MobileなりiPhoneなり、スマートフォンを使うとサイトデザインのシンプルさが重要となってくる—別にtinyurlでもbit.lyでもアクセスは出来るが—。is.gdのように、いつサービスが停止するか心配なサービスもある。
アドレス短縮化、つまりtinyする事について。

最近では自前のドメインでアドレスの短縮化を積極的に取り入れている所がある。
Mediaite (ミディアアイト)はメディアに関する話題を取り上げるサイトで、NBCの司法記者というより起業家として知れ渡るようになっちゃったダン・エイブラムスが関わっている。複数人の記者/コントリビューターが記事を上げている。
Twitterにおいても共通アカウント(@mediaite)として管理。専門分野に関するつぶやきや最新記事の情報などをつぶやいていて、Mediaiteの自身の記事へリンクを貼ることでTwitterユーザーへの広報活動として機能している。
Mediaiteで誰がつぶやいたかを判別する方法として、末尾に投稿者の頭文字を載せる。SKならスティーブ・クラカワー (Steve Krakauer) RSならレイチェル・スクラー (Rachel Sklar) 、CHはコルビー・ホール (Colby Hall) が書いたと分かる。
ミディアアイトのスタッフはアドレスの短縮化にbit.lyを使っていたが、CHホールが筆頭にmediaite.comを使用している。つまり自身のドメインでの短縮化だ。
よく考えれば、アドレス短縮化は短いアドレスを生成して、それを元のアドレスへリダイレクト/転送するということ。
転送自体はよくみかける。勿論、ウェブサイトのアドレス移転(引っ越し)の為の転送だけではない。テレビの『追っかけ (自嘲を込めて)』をしてたら経験がある。昔から当たり前のように短縮アドレスを誘導し、ユーザーは転送されてきた。

テレビで、商品としてウェブサイトを宣伝する方法の常套手段だからだ。覚えて貰い易いアドレスを用意したら、アクセスしてもらえるチャンスが増える、と信じてみたからである。それを実践しているのは放送局自身で、自身のウェブサイトの宣伝の時に短縮化したアドレスを使用している。

CNNの場合、大統領選挙と中間選挙を特集したウェブサイトを毎回作成している。現存している2002年と2008年を比べれば雲泥の差で、2002年のを懐かしく感じてしまう。その選挙サイトに誘導する時のアドレスがcnn.com/election。これが最新の選挙にリダイレクトされる。今はまだcnn.com/electionは2008年版のサイト (http://www.cnn.com/ELECTION/2008) へ転送され、2010年の中間選挙が近づけばそちらへ転送されるように設定変更されるだろう。
他に、政治ブログ Political ticker (http://politicalticker.blogs.cnn.com) への誘導に cnn.com/ticker を用い、アンダーソン・クーパー360には cnn.com/360 の時代を経て ac360.com を使用している。これらのアドレスはいずれも放送の時、出演者が声にするだけでなく、短縮アドレスをテレビ画面に表示している。アンダーソン・クーパーは放送中随時アドレス AC360.com が表示されている。

Sky Newsは長らくトップページへの誘導アドレス sky.com/news を用いてきたが、2008年の夏に skynews.com に変更した。気にも留めていなかったので、いつから正式に変更されたかは分からない。ウェブサイトのレイアウトが変更になったわけでもないし、 skynews.com は昔からSky Newsがアドレスを取得していた。ところが、 skynews.com への転換を機に、放送中での短縮アドレスの紹介機会が増えた。30分おきの天気予報—カタール航空のCMが流れる—では天気予報サイトへの誘導に skynews.com/weather を使用するが、勿論転送される。大統領選挙では /uselection 金融危機特集サイトはキーワードのRecession (景気後退)にちなんでいる (/recession)。現在は別ページにリンクされているが。
他にNBCのToday Show (todayshow.com)や The Ellen DeGeneres Show (ellentv.com) も転送される。

ここでの基準は、どれだけ覚えてもらえるアドレスか、ということに尽きる。Todayshow.comは、過去はtoday.msnbc.comをアドレスとして使用していた。CNNのアメリカン・モーニングがブログサイトを立ち上げる時にタイトルをamFIXとした。それまでの誘導アドレスはCNN.com/amだったが、CNN.com/amFIXと変更している。Twitterのアカウントも@amFIXだ。

これは日本だったら商品名など検索サイトで[キーワード]検索して貰うように誘導している。

短縮化は今に始まったものではない。
Read rest of entry

日曜日, 9月 06, 2009

ルー・ダブスの失言? Lou Dobbs on Birther

オバマに対する攻撃は多い。前のブッシュに比べたらまだまだ小さいかもしれないが、「社会主義」とか「共産主義」とか「白人差別主義」とか言われたい放題である。
CNNと創立時から携わる、ルー・ダブス (Lou Dobbs) もそのひとりだ。「出生地 (Birther)」問題について触れ、「ケニア出身じゃないの?」と言って、ただ、この事が反発を買って騒動になってしまった。人権団体がダブスの降板を求めるメールを送ったのだ。CNNで放送している『ルー・ダブス トゥナイト (Lou Dobbs Tonight) 』へだ。国内向けCNNのプレジデント、ジョン・クライン (Jon Klein) は火消しに躍起でTCAで「ルー・ダブスのラジオ番組はCNNが制作しているものではない」と発言、行われた記者とのやり取りで「ダブスはCNNの番組で明確にオバマはハワイ出身のアメリカ市民に間違いないと発言している。・・・詮索しているわけではない。・・・CNNに関しては終わったこと(dead issue)」とアピールしている。確かにルー・ダブスのテレビ番組はCNNが制作しているが、ラジオ番組はCNNが制作しているわけではない。物議を醸したあと、CNNの放送で「出生地」問題に触れざるを得なくなったとき、「ケニア出身」には触れずにいる。CNNにとっては関係ないラジオでの発言で危険な目に遭うのは困る、ぜひとも無かった事にしたくてクラインの発言となった。

そうなのだ、ダブスの発言は彼のラジオ番組においての発言が端を発しているのだ。

2002年、ダブスはエンロン事件でも物議を醸した(TV Asahi America 参照)。保守派とされているが、自身を「Mr. Independent」と名乗り、保守/リベラルとも距離を置いている。著書では2008年に近著となる『Independents Day』を出版している。
CNNの自身の番組では記者リポートやインタビューの比重が多く、主張”めいたこと”を自身が発言する機会は、他局のアンカーに比べればまだまだ少ない。
2008年には8月最終週の民主党全国党大会・9月第1週の共和党全国党大会に続く形で、9月第2週に特別企画Convention of Independent を開催。外交・ロビー活動から教育までこれまで取り上げていたトピック―キーワードとしてこれまで使用してきたBroken GovernmentやWar in middle classなども用いる―がテーマ。NYスタジオでの放送では観客を招きいれ、独立派議員へのインタビューなどを放送。水・木はワシントンDCから、最終日はバージニア州のFreedom Valley High Schoolからの放送を行った。月曜はメディアバイアスにも触れている。
ダブスは「独立派」を標榜するが、アメリカの選挙は概ね共和党か民主党の候補者に票を投じることになる。時折ラルフ・ネーダーなども登場するが。共和/民主、保守/リベラルのどちらにも属さない人たち、日本語でたとえるなら「無党派」は3割程度いると考えられる (Zogby Internationalの2008年選挙後の世論調査を参照) 。Middleが日本でどう解釈されているかはさておいて。クラインの発言からも、CNNはFNCやMSNBCとは違うことをアピールしている。右でも左でもない。だから来てもらう時は両方来てもらうと言いたいのだろうか。第3の男はこのあとしばらくは一匹狼としてやっていく事になりそうだ。

UPDATE: そして、一匹狼は本当に一匹狼になった。11月11日、ポッキーの日に放送内で降板を宣言した。ラジオ番組は続けてゆく。ただ、この騒動以降、ダブスがFoxに行くうわさがあり、16日にはFox Newsの『オライリー・ファクター』にゲスト出演し、インタビューを受ける。


#Birther 問題
オバマが生まれたのはハワイ州となっているが、ハワイ州政府に出生記録が残っていないというもの。これは曰く付きであって、2001年にペーパーレス化されている。ここに出生地疑惑の反対派に反論の余地がある。
結果、選挙期間中に生まれてオバマ支持層の切り崩しを図ろうとしたのだろうが、この疑惑やオバマの宗教観論争も含めてすべて、保守的な経済戦略レーガノミクスの足踏み(リーマンショック)でオバマを当選させてしまって、保守陣営も「どうでもいいこと」になってしまった。

一方で、「出生地/Birther」問題は「右派の一部が」いずれまたぶり返すだろう。オバマは母方が白人(で、ハワイ在住だった)で、父方はケニア出身留学生の黒人(つまりアフリカ系アメリカ人1世)で、奴隷制度の頃に連れて来られたアフリカン・アメリカンとは異なる。このことでたとえば白人やヒスパニックは「彼は黒人」と拒絶し、黒人は黒人で「彼は白人の血が流れている、父も留学生で奴隷移民でないから正当なアフリカンアメリカンでない」という拒絶をもたらしている。そんなルーツがあるから「イデオロギーや世界観で対立する両者を繋ぐ役割」を期待され、それに携わる仕事をこなしてきた(と書くのは誇大評価か?少なくともロースクール時代の仕事はそうだった)。オバマを人種として嫌う人物は明らかにいる。オバマを人種として嫌う人種だ。その断絶と接してゆかなければならない。イサム・ノグチの事を、ピースセンターの話などを思い出しながらそう思うのだ。
Read rest of entry

木曜日, 8月 06, 2009

CNNのHD対策・現状はまだまだ

CNNが提供するチャンネルは、国内向けのCNN (アメリカ国内/US Domesticのこと)とHLN、国際放送のCNNI(CNNインターナショナル)、スペイン語のCNNエスパニョール、そしてジョイントベンチャーでイタリアやトルコ、ドイツなどでもCNNブランドを目にすることが出来る。

CNNは2007年にHD放送を開始した。ライバルのケーブルニュースより一歩先んじた格好だった。しかし、ニューヨークのスタジオがHD対応になっている他はHD化が進んでいない。
他のケーブルニュースがこぞってHD放送を始めている中で、HD放送の実施率となると、CNNは明らかに少ない。1日6時間のCNNに対して、他はそれ以上なのだから。CNBCはSD放送のアップコンバートを前提として運営して、空いたスペースに株価指標やチャートを掲載。MSNBCも日中は同様の手法を採っているが、CNNはそれをしない。
CNNはニューヨークのスタジオだけHDに対応しているのだが、それ以外の実績もある。バラク・オバマの大統領就任式では、HD放送による中継を共同で使用したため(スポーツ中継で使われる『国際映像』と同じ)、ワシントンからの放送もHDで間に合わせた。ドキュメンタリーもHDカメラによる取材・放送を行っている。CNNがHD放送を始める前、2007年7月に主催した大統領候補者の討論会もHDカメラで収録されている。
こうして『ハレ』の場面ではHDが行われているが、平日6時間がNYからの放送で、残る11時間はHDにアップコンバートしての放送となっている。
CNNはNY以外にCNN本部のあるアトランタ、ワシントン、ロサンゼルス、ロンドン、香港にスタジオがあり、そのうちのアトランタ、DC、LAからも放送する。ロンドンと香港はCNNIが使っているので、6つあるうちの4つが常用されて、そのうちの1つしか整備されていない事になる。ライバルのFox NewsやMSNBCに比べて考えると、すべてのスタジオをHD化させるには金がかかりすぎる。これが現実だと考えられる。ワシントンだけで3つのスタジオがあり、アトランタにはCNN USだけでない、HLN・CNNエスパニョール、CNNIのスタジオもある。

ところで、ライバルの場合。
2007年にMSNBCがNBCニュースのスタジオがあるロックフェラーセンター(の、GEビル)に引っ越したのは、スタジオとニュースルームという仕事場の共有で経費を削減出来る事、GEビルのHD化が進んでいた事が大きな理由となっている。ワシントンのHD化もNBCのおかげである。引っ越した時点でスタジオはHD仕様に仕上がっていて、実際にHDデビューしたのは2009年になってからではあるが。
Fox Newsは2008年のHD放送開始を機にスタジオEのHD化工事を行い、次に大統領選挙の特番向けに新スタジオを用意、スタジオHとスタジオJがデビューした。現在はこの3つにワシントンスタジオを中心に放送している。

しかし、CNNとて撮影機材はHD化が進んでいる。ロサンゼルススタジオにはHDカメラに切り替わっていて、コントロール・ルームなど放送機器の整備が整えばラリー・キングはHDで見ることが出来るはずだ。(ケイティ・クーリックがYouTubeにアップロードした映像でちらりと窺い知る事が出来る)
しかし、工事にかかる費用はライバルと比べれば明らかに多額であるのには違いない。

一体、いつになったら日の目を見るのだろうか。
Read rest of entry
 

Emotional moment on Letterman

Cable news schedules

Please click network and show current schedules.
アメリカ・ケーブルニュースチャンネルのスケジュールを掲載
チャンネル名をクリックすると表示されます

Fox News Channel

  • 6a Fox and Friends
  • 9a Americas Newsroom
  • 11a Happening Now
  • 1p America Live
  • 3p Studio B with Shepard Smith
  • 4p Your World with Neil Cavuto
  • 5p Glenn Beck
  • 6p Special Report with Bret Baier
  • 7p Fox Report with Shepard Smith
  • 8p The O'Reilly Factor
  • 9p Hannity
  • 10p On the Record with Greta Van Susteren
  • 11p O'Reilly (repeat)
  • 12a Hannity (repeat)
  • 1a Greta (repeat)

CNN

  • 6a American Morning
  • 9a CNN Newsroom (Kyra Phillips)
  • 11a CNN Newsroom (Tony Harris)
  • 1p CNN Newsroom (Ali Velshi)
  • 3p Rick's List
  • 5p The Situation Room
  • 7p John King, USA
  • 8p Rick's List #primetime (interim)
  • 9p Larry King Live (will be cancel this fall)
  • 10p Anderson Cooper 360°
  • 11p Anderson Cooper (repeat)
  • 12a Larry King (repeat)
  • 1a Anderson Cooper (repeat)

MSNBC

  • 5a First Look
  • 5.30a Way too Early with Willie Geist
  • 6a Morning Joe
  • 9a The Daily Rundown
  • 10a MSNBC Live
  • 1p Andrea Mitchell Report
  • 2p MSNBC Live
  • 4p The Dylan Ratigan Show
  • 5p Hardball with Chris Matthews
  • 6p The Ed Show
  • 7p Hardball (repeat)
  • 8p Countdown with Keith Olbermann
  • 9p The Rachel Maddow Show
  • 10p Countdown (repeat)
  • 11p Rachel Maddow (repeat)
  • 12a Hardball (repeat)
  • 1a Countdown (pepeat)

HLN

  • 6a Morning Express with Robin Meade
  • 10a Morning Express
  • 11p Showbiz Tonight (repeat)
  • 12p News
  • 5p Showbiz Tonight
  • 6p Prime News
  • 7p Issues with Jane Velez-Mitchell
  • 8p Nancy Grace
  • 9p The Joy Behar Show
  • 10p Nancy Grace (repeat)
  • 11p Showbiz Tonight (repeat)
  • 12a Joy Behar (repeat)
  • 1a Nancy Grace (repeat)

CNBC

  • 4a Worldwide Exchange
  • 6a Squawk Box
  • 9a Squawk on the Street
  • 11a The Call
  • 12p Strategy Session
  • 12.30p Fast Money Halftime Report
  • 1p Power Lunch
  • 2p Street Signs
  • 3p Closing Bell
  • 5p Fast Money
  • 6p Mad Money
  • 7p The Kudrow Report
  • 8p Documentary
  • 11p Mad Money (repeat)
* all times ET

twitpic

Profile

自分の写真
Naradio Asami
写真は好きです。構図って大事です。望遠より広角レンズ派。でも、写真ブログではありません。
詳細プロフィールを表示

About Notebook