2009年9月にトークラジオの重鎮であるドン・アイマスを朝6-9時に起用した。2010年1月から9時20分まで、つまりアメリカのマーケットが開く10分前までトーク番組を放送する事になった。
2010年1月、開局時から朝の顔として放送していたアレキス・グリックが降板。9:20から11時までスチュアート・バーニーの『Varney & Co』がスタート。
2010年5月から本格的に改編が行われる。まず朝5時台に放送していた『Fox Business Morning』が終了。30分おきにFBNキャスターが主要経済ニュースを紹介するコーナーが始まる。特に朝のアイマスは決して経済ニュースばかり扱うわけではないので定期コーナーとして放送する方が「経済ニュースチャンネル」と思われるかもしれない。
夕方5時台の『Happy Hour』も終了。これはNYホテルのバーからの生放送で、投資情報バラエティってところか(日本のバラエティではない)。CNBCが放送している『Fast Money』がFBN開局を機に裏番組として移動させて警戒した過去がある。これの後継はCNNのゲリー・ウィリスの『Willis Report』で、今週6月7日から始まった。
そして、2週間後の21日からは午後8時のデーブ・ランゼイが降板。『Happy Hour』を担当していたエリック・ボーリンがスライド登板する『Money Rocks』が始まる。
また、土曜日の昼間4時間にわたって放送している『Your Questions, Your Money』がキャンセルされ、Fox Newsのアナリストとして知られるアンドリュー・ナポリターノによるトーク番組となる。
Fox Businessのレイティングは分からない。ニールセンが公表するリストの中にFBNは含まれていないからだ。視聴可能世帯数は2年で5000万世帯に及ぶが、まだ対象となっていない(全米ではおおよそ1億世帯)。しかし、計測だけは行われており、CNBCに遠く及ばない状況だ(ただ、そのデータはもう1年前のもの)
それでもFBNを運営するニューズ・コーポレーションはウォール・ストリート・ジャーナルを抱えるダウ・ジョーンズを買収しており、ダウ・ジョーンズとCNBCが結んでいる15年間の優先配信協定が切れる2011年以降はWSJからもたらされる情報量とWSJの記者を積極的に出演させる事とでCNBCを圧倒出来るかもしれない、そこからが本当の勝負となり、それまでせっせと新番組の開発と現行のパーソナリティーの発展に力を注いでいるのかもしれない。
そうでなければ、改変する度に経済ニュースチャンネルの影が薄れてFox Newsと変わらなくなってしまうのではなかと勘ぐってしまうのだ。
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